映画「14歳の栞」を鑑賞してきました。
公式サイトに記載のあるように、「35人、全員密着。」・「あの頃、一度も話さなかったあの人は、何を考えていたんだろう。」、と、ある中学校の3学期、「2年6組」の35人全員に密着し、ドキュメンタリー映像を映画にしたもの。
時には生徒さんのご家庭でカメラを回しており、この映画製作にあたって、制作陣と学校・生徒さん・保護者のみなさんとの深い関係性・信頼性などを感じました。
学校に通ってるときには、クラスメイトや友達がおり、仲良くいっしょに過ごしている友達が周りにいれば、同じクラスなのにあまり話さない・話しかけづらいクラスメイトも、ぼくにはいました。この映画では35人の生徒全員が持つ、それぞれの個性にフォーカスを当てながら、個々の考え方や学校・普段の生活・日常を映像化した映画。
「あの頃、一度も話さなかったあの人は、何を考えていたんだろう。」
自分に重なる部分の多い生徒さんももちろんいましたが、その他の生徒さんのクラスや学校などへの考え方を映像を通して知ると、それぞれの考え方・価値観が異なるのは当然で、否定や肯定などをすることは、またちょっと違うな、とも思える映画でした。
スーパーヒーローも出てこないし、最後に地球が救われるような、ハリウッド映画に出てくるようなストーリーはもちろんないですが、いつかのあの日のあの感情やあの時のあの思い出などが刺激される、見ているだけで心がタイムスリップする、とてもいい映画でした。