先日、横浜トリエンナーレに行ってきました。カメラを忘れたことに現地で気づき、ケータイにて撮影…。
横浜トリエンナーレは、3年に一度開催される現代アートの国際展。前回は2008年開催だったのですが、すっかり逃していたので、今年は時間を作り会場へ。
展示会場である横浜美術館内では一部を除き、作品の撮影がOK。こういう展示会ではちょっと珍しいかも。しかも作品の音声案内も無料で貸し出していたので、利用しながら各作品を楽しんできました。
会場に入ってまもなく展示されているのが、冨井大裕さんの「ゴールドフィンガー」。スパンコールを連想させるような仕上がりですが、10万個の画鋲を使った作品とのこと。間近で見ると、ほんと無数の画鋲が規則正しく並べられていました。
横浜美術館の展示作品の中で1番印象に残ったのが、ミルチャ・カントルさんの「Tracking Happiness」。ほうきを持った女性たちが、前の人の残した足跡を消しながら歩き続ける様子を映している映像作品。映像も美しかったんですが、歴史の生成と刷新や現代における情報社会についての作品とのこと。この発想と表現には、ぐっ、っときました。
マッシモ・バルトリーニさんの鉄パイプを使ったバイプオルガンは、その大きさと奏でる音色にとても迫力がありました。
横浜トリエンナーレの横浜美術館には、他にも横尾忠則さんの三叉路をモチーフにした作品など、個人的になかり、ぐっ、きた作品が多く展示されていました。会場はここだけではなく複数箇所あり、1日ですべてを回りきるのは難しい規模。新港ピアの展示もかなりいいとの情報も小耳に挟んだので、他会場も時間を見つけて再度見に行きたいです。