開催されていた、オリンピック・アゴラに行ってきました。
オリンピック・アゴラは、オリンピックの歴史・精神や与えた影響などを、アート作品を通じて伝える・表現するイベント。
地下鉄の三越前駅付近の地下通路では、暖簾(のれん)にオリンピックのさまざまなシーンを描いた作品の展示が。
展示数も多く、また表現内容・絵柄もほぼ全て違ったので、見応えありました。
日本橋付近には、オリンピックマークのオブジェの展示が。
やや小雨が降っていましたが、多くの人が足を止めて楽しんでいました。
このマークをこの大きさでこの近さで見れると、やはりテンション上がりますね!
コレド室町周辺では各国の国旗をモチーフにした、提灯型の照明が設置されていました。
いろいろアレンジ・デフォルメされており、どの国のものなのかを想像するのも、ちょっと楽しかったです。
コレド室町の大屋根広場には、オリンピックをモチーフにしたアート作品の展示も。
カラーリングされた5人の人物がいるのですが、自然とオリンピックのことを連想させますね。
室内展示の「オリンピック・スピリット展」へ。
この展示内容、すごく良かった。オリンピックの歴史を見られる箇所が多数あり、TOKYO2020だけでなく、今までのオリンピックのことを俯瞰的に知ることができて、すごく充実した内容でした。
第1回目、1896年アテネ大会のポスター。残っているのがびっくりですが、このような内容だったのですね。
ここ最近のものも展示してあり、見覚えのあるポスター・エンブレムには親近感が湧きました。
1968年のメキシコ大会のグラフィックは他のオリンピックに比べ、かなり特徴的なグラフィックだったと、以前グラフィックデザイン系の記事で読んだことがあります。
見た記事は見つけられませんでしたが、このコンテンツ(音量:注意)でエンブレムを元に展開された各種ツール・グッズが見られるかと思います。
ここでは、聖火についての展示が。
歴代の聖火のトーチの展示。これだけの数と実物を目の前で見られたので、ここもテンション上がりました。
それぞれが個性を持ち、また思ったよりも大きいので、聖火ランナーの方たちはこれを肩の高さまで上げながら走るのは、結構大変だろうな、と想像が膨らみます。
開会式や閉会式で利用された、衣装の展示も。
国柄やその文化が反映されたものばかりで、ここでもつい足が止まります。
さらにここでは、歴代のメダルの展示も。
1900年のフランス大会のメダルは、四角形だったのですね!円形以外のものはあったとは!
歴代のさまざまなメダルを見られましたが、1998年の長野冬季オリンピックのメダルが、ぼくには1番素敵に感じました。日本人というひいき目があるかもしれませんが、漆(うるし)という金属以外のものを用いていたのは、これだけでまた黒のつやに存在感・重厚感があり、すごく良かった。
今回の大会でいろんな選手が掲げていた、メダルと同様のものの展示ももちろんありました。
室町エリアにある福徳神社(芽吹稲荷)では、このような大きなオブジェの展示も。
時間の経過により色が変化し、いろいろな選手・国を連想させます。
無料で見られたオリンピック・アゴラ、かなり見応えありました。オリンピックが開催された国ならではの展示だったかと思っています。次、日本で夏季オリンピックが開催される時に、元気に歩き回れるような状態か全然分からないので、この機会に体験できることができ、貴重なものになってかと思っています。