Exhibitions

Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton 展

2016/06/30

「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」展 2016 東京

2016年6月19日まで開催されていた、Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton 展に行ってきました。

「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」展 2016 東京

赤坂の紀尾井町付近で開催されていた、この展示会。以前この付近の会社に勤務していたこともあり、その立地に個人的にちょっと親近感が湧いていました。平日の日中に訪れましたが、なかなかの賑わいでした。

「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」展 2016 東京

展示の内容は、ルイ・ヴィトンブランドの成り立ちやその歴史についてのプロモーション要素の強い内容かな?っと事前に予想していましたが、その内容はもちろんありましたが、予想以上に歴史が深く、また展示の説明を踏まえて観てみると、その奥深さを感じました。ぼくには普段関連のないブランドなのですが、一連の歴史・経緯・またその用途を知ると全世界的に支持されている要因の一部も知れたような印象でした。

「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」展 2016 東京

「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」展 2016 東京

村上隆さんとのコラボで一時期話題になった、モノグラム・マルチカラーの展示も。この商品を見るたびに、当時話題になった Superflat Monogram – Louis Vuitton –の動画を思い出します。

「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」展 2016 東京

一部では、商品の絵柄の原画の展示も。商業的に美しく制作されたものも十分に魅力的ですが、このように個別に、瞬間的な表現を用いているアナログ要素の強いものも、ブランドが前提に持つイメージとの乖離とその融合を感じられ、個人的にはとても魅力的に感じます。

「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton」展 2016 東京

世界的に認知度の高いルイ・ヴィトンようなブランドがここまで大々的な展示を開催したのは、あまり以前になかったかも、と思った内容でした。普段身の回りには用いないブランドですが、ちょっと親近感を感じました。展示会場は、開催されるまで駐車場などの更地だったらしく、今回の展示のために会場を設営されたと係員さんに伺い、この展示への意気込みを強く感じました。近くて遠いルイ・ヴィトンですが、その印象がちょっと変わったかも。

コレクション・オンゴーイング / 東京都現代美術館

2016/03/30

コレクション・オンゴーイング / 東京都現代美術館

久しぶりに東京都現代美術館へ。

コレクション・オンゴーイング / 東京都現代美術館

東京都現代美術館のコレクション作品が展示されている「コレクション・オンゴーイング」へ。ピクサー展もやっていましたが、今回はこの展示へ。

コレクション・オンゴーイング / 東京都現代美術館

久しぶりの現代美術。やっぱ楽しかった。ウォーホールの作品やポスターに使われているロイ・リキテンスタインの作品なども、もちろん展示。
会場入ってすぐに展示されていた「without records – mot ver.2015」は、通常の「without records」とは異なり、今回の展示用にアレンジを加えたものとのこと。高い天井と複数のレコードプレーヤーが展示されていたその空間も、またよかった。

アン・ミー・レーさんの写真の作品は、すごく印象的だった。アメリカ陸軍と行動を共にした際に撮影した写真作品でしたが、平和や戦争についてのジャーナリズムについてのものではなく、純粋に写真として美しい構図やタイミングを意識して撮影されたとのこと。その前提で作品を見てみると、絶妙なタイミングでのシャッターと構図なのが、すごく感じられるものばかりでした。

コレクション・オンゴーイング / 東京都現代美術館

豊嶋康子さんの作品も印象的でした。口座開設っという作品では、銀行口座を開設することにより、システム化されている社会と銀行内に口座という自身の空間を確保し、その関わりを示すような作品。複数の銀行で開設された口座の通帳が展示されていましたが、54行ほどあるその一式は、ちょっと不思議な感情を抱きました。

コレクション・オンゴーイング / 東京都現代美術館

コレクション・オンゴーイング / 東京都現代美術館

久しぶりの美術館で、久しぶりの刺激的な作品たち。展示会場に足を運び作品を目の当たりにすると、やっぱりいろいろ感じるものがありますね。これからも、いろいろなところに足を運びたいです。

佐藤雅晴 – 東京尾行 / 原美術館

2016/03/01

佐藤雅晴 - 東京尾行 / 原美術館

原美術館で開催されていた佐藤雅晴さんの「東京尾行」を鑑賞してきました。

佐藤雅晴 - 東京尾行 / 原美術館

久しぶりの原美術館。品川駅からちょっと離れた住宅街の一角の立地も手伝い、やはり穏やかでゆったりとした心静まる雰囲気でした。
今回の佐藤さんの作品は初めて拝見しましたが、実写の映像の一部をアニメーションの加工を加えたもの。その映像は、普段ぼくらが目にする何気ない日常が多いのですが、一部がアニメーションになることにより、一気に非現実感やバーチャル感を帯びていた内容でした。ただ映像は日常の1シーンなのでとても不思議な体験・感覚にも。カメラで撮影する動画などは、記憶の一部の思い出要素が強いかもですが、それとも違うように感じました。

 

館内はやはり撮影禁止でしたが、佐藤さん本人が作品の一部をYouTubeにアップしていたので、掲載。BGMのドビュッシーの月の光という選曲もいい感じです。

border / Rhizomatiks Research

2015/12/06

border-rhizomatiks-research_spiral_2015 | border / Rhizomatiks Research 2015

スパイラルホールで行われていた「border」を鑑賞してきました。

border-rhizomatiks-research_spiral_2015 | border / Rhizomatiks Research 2015

事前情報を特別得てた訳ではないのですが、当時のTwitterにてそのすごさを知り、早速現地へ。体験もできたそうなのですが、事前にチケットの購入が必要で11月21日(土)の販売開始からわずか30分で売り切れたとのこと。その注目度・期待度がよくわかります。

border-rhizomatiks-research_spiral_2015 | border / Rhizomatiks Research 2015

当日鑑賞できたのは、ダンスパフォーマンスなのですが、いろんな技術が混在する最先端技術が集結してるであろう、いろんな仕掛けが各所で見られました。

border-rhizomatiks-research_spiral_2015 | border / Rhizomatiks Research 2015

イベントの体験者は電動車椅子WHILLに乗車し、ダンスパフォーマンスに合わせ移動。Wi-Fiで制御された状態なので、その移動にも統一感がありダンスの演出の一環にも。

border-rhizomatiks-research_spiral_2015 | border / Rhizomatiks Research 2015

また白い箱状のオブジェクトも同じく、Wi-Fi制御で移動しその表面にプロジェクションマッピングの投影も。体験者のゴーグルには、現場のダンスに合わせてVRの投影もあったようで、技術面での演出ほんとにすごく、さらにダンスパフォーマンスとも連動しているので、この内容を実現したのはほんとに高い技術力とテクニカルな知識がないと実現できなかっただろうな、っと。

border-rhizomatiks-research_spiral_2015 | border / Rhizomatiks Research 2015

Rhizomatiks Researchは、真鍋 大度さんで有名なRhizomatiks関連の組織の模様。以前ドローンとダンサーが共にパフォーマンスを行った作品は知っていたのですが、その制御されていたドローンが電動車椅子での制御に変化し、さらに人を乗車形状のためVR技術での演出も追加されたのかも。いずれにしても目の前の現実と仮装空間を強く感じるパフォーマンスでした。

TOKYO DESIGN WEEK / 2016

2015/12/02

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

1ヶ月ほど前ですが、東京デザインウィークに行ってきました。以前まで「デザイナーズウィーク」だったのですが、今年から少しネーミングが変わったんですね。メインヴィジュアルは、ミラノで行われた際のものを再度フィーチャーしていた模様。「東京」っというキーワードを考えると、このヴィジュアル、ぼくは結構好きです。

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

ここ2〜3年は素晴らしいネットサービスが生活レベルで利用されるようになったり、スマホの普及も手伝ってデジタル面での出品が多かったですが、今年はデジタル + 体験型のものが多かった印象。2016年から電力供給の自由化の影響もあるのかな?

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

森の木琴と同様のものと思われ展示も。ほんとに良くできてたし、音色も木ならではの優しい感じですごくよかった。球体のボールがそれて落ちないようにするのに、作った人たちはいろいろ大変だっただろうなー、とも感じ取れるようなとてもよい展示。

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

マイクロソフトさんのWindows 10の展示もあり、ちょっとびっくり。日本以外の大手グローバル企業の展示は今までなかったかもなので、とても新鮮でした。

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

ウェブ制作会社で有名な IMG SRC (イメージ・ソース)さんの出品も。AR + VR 3D GRAFFITI 、ぼくも体験しましたが、とても楽しかった!未来と思ってたことが、どんどん実現しつつあるのですね。

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

チームラボさんは、様々な施設で体験型のものを展示していますが、今回が初めて!子供達に混じりながらお絵かき水族館を体験しましたが、ほんとに不思議だった!自分の書いた絵が、映し出された水槽に気持ち良さそうに体をくねくね動かしながら、泳いでた。子供はこれは喜びますよね!ココノヱさんの撃墜王ゲームもチャンスを見計らって、いつか体験してみたい!

tokyo-design-week-2016 | TOKYO DESIGN WEEK / 2016

今年もいっぱい刺激を受けたデザインウィーク。いろいろ発見はありましたが、デジタル寄りなのが、個人的にはちょっと残念。いくら検索してもみつかりそうもない、楽しげで素敵な小物の雑貨の購入とか楽しみにしていたのですが、販売スペースがなくなったのか見落としたのかで、ちょっと寂しい思いも。ただ、どんどん内容に変化を感じられ、これからも楽しみですね。

単位展

2015/03/29

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

21_21 DESIGN SIGHTで開催されている単位展に行ってきました。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

この展示会のネーミングを聞いたときには、展示内容が全然想像が着きませんでしたが、会場に足を運んでみるととても奥深い内容でした。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

「単位展」のネーミングにあるように、会場内にはさまざまな単位についての展示が。よくよく考えてみると「一尺」が何cmか?や、お酒でよく聞く「一合」も何ℓなのかも、あまりよく覚えてなかったり…。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

普段身近にある単位についての解説を見るも、教わってから時間が経っていることもあり様々な発見も。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

「1㎡」も「1c㎡」にすると、この密度。当たり前のことなんですが、このようにある程度の大きさでのビジュアルで見ると、その単位の変化の必要性が改めてよく分かります。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

ぼくの仕事柄、普段から関わりの深い紙の大きさについての展示も。「A1」サイズの1/4が「A4」サイズ。さらにその半分のサイズが「A5」だったりと、実物を目の当たりにすると「そうなんだよ!」っとちょっとテンションが上がったり。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

そして今回の単位展に興味を持ったきっかけになった、この展示。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

50音ごとのひらがなの分銅が用意されていて、サンプルとしてこの3つの単語の重さの展示が。「しごと」と「かてい」だと、「かてい」の方がちょっと重かったようで、そうだよな!と安堵の気持ちにも。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

任意の単語を測れる仕組みもあり、いたずら心が働き「ばか」と「あほ」も重さを調べてみたり…。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

普段の生活で身近にあるもので、1cmごとの大きさを感じられる展示も。日常品が特定の単位ごとのスケールで並べられると、その物体ではなく大きさについての興味が沸き、日常品に対する見方の変化も。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

展示を行った運営側の方たちも様々なものを計測し、このスケールで並べたかと思いますが、なかにはまだ見つかっていないサイズもあり、親近感が涌きました。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

映し出された映像をカメラとの距離感で、そのピクセル数(画像内でのグリッド感)が変化する体感型のこの展示、楽しかったです。特定の位置に経つと一般的な映像として映し出されますが、画面に近づけば近づくほどピクセル数が異なり、粗い画像に。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

ぼくも試してみましたが、何度もその画面に近づいたり遠ざかったり。

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

20150329_単位展 | Measuring exhibition 2015, Tokyo

展示会名だけみるとその内容は全然想像は着きませんが、「単位展」はここ最近でなかなか印象に残る内容でした。展示内容の一部に「メートル原器」(レプリカ)の展示もあり、「1m」が北極点と赤道の距離の「1,000万分の1」の長さとのことを知ることもできたり。「単位展」面白いです!おすすめです!

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