爺ヶ岳登山、2日目。2日目もガスが立ちこめ、あいにくの雨でした。
種池山荘に宿泊し、働いている友人に会うのが今回の目的でしたが、一日中、山荘に籠りっきりのおしゃべりも、せっかく登ってきたのにちょっともったいと、1時間弱ほどの、1番近くの尾根の南峰へ行くことに。
雨は強くないものの風は強く、ガスも濃く立ちこめていましたが、装備がないのと、山荘にすぐ戻れる安心感で足取りは軽く。
登る前に山荘のスタッフの方に「ライチョウ(天然記念物)が見えるかもしれませんよー」っといただき、歩きながら頻繁に周りを見渡すと、何度も見つけることができました。気がつくと足下にライチョウがいたこともあったり。
岩肌の道を登り続けると、ガスの中から頂が。
南峰は尾根のいただきにあるため、風が下から吹き上げる状況。雨具は相変わらずポンチョだったため、めくれないように抑えながらも、無事到達した達成感に浸れました。
午後には天候が一気に回復し、見晴らしもよく、ガスで見えなかった南峰もくっきり見える晴れやかさ。新たに登山されている多くの方が、山荘に立ち寄っていました。
晴れた空気の澄んでいる見晴らしは、やはりすばらしく綺麗で、日本海側の細かな峰々を見ることも。
山荘では、空気も薄く電気や水も限られた環境ですが、それを忘れられるこの景色には、山を登るから感じられるすばらしさを、改めて実感できました。